こんにちは、財務ストラテジスト協会ブログです。今回は先日開催されました意見交換会がどんな様子だったかを少しだけですがご紹介させて頂きます。参加者は飲食の世界を中心に20年以上会社経営されている社長さんと飲食業界で起業を目指している方と当協会所属の財務ストラテジストでした。
まずは今の飲食業界を取り巻く状況からはじまり、今後の展開・ビジョンはどうあるべきかなど色々興味深いお話でありました。またその中には起業を目指している方から具体的な事業計画であったり収支計画であったりをどうすればいいのか等の財務に関連するようなご質問もありましたので、計画作成にあたっての考え方や資金調達の方法等をアドバイスさせて頂きました。スタートアップの段階からこういった形で起業家の方たちと一緒に進んでいけることは財務ストラテジストの醍醐味の一つではないでしょうか。
そんな会の中で大変興味深かったお話を今日は紹介させて頂きます。それは会社社長さんからの話だったのですが、その社長さんは会社経営もしていますが現在もプレイヤーとして現場に立ち続けている方なのです。料理の技術にも定評があり、今も現在進行形で絶えず新しいメニューや味に挑戦し続けています。そんな人からこんな言葉が出ました「今お客さんに求められるのは技術ではなく、人です」「すなわち味ではなく、誰が提供しているかがより重要だと」、飲食には著作権もないのでコピペも簡単にでき、コスパもそんなに大きくは変わらないというのです。たしかにネットがこれだけ普及した現在、情報はいとも簡単にかつ短時間のうちに手に入れることができます。そこで重要になるのがその提供する人自体にフォーカスし、どれだけファンを獲得できるかということになります。今日はこれが食べたいより、今日はこの人がいる店に行こうとなるのです。
時代によって求められるものが変化していく、そんなリアルが感じられた意見交換会でした。